Keynoteは、Appleが開発したシンプルだがきれいなユーティリティアプリで、その機能はMicrosoft PowerPointと似ていて、スライドショーを作成するためのアプリです。
Keynoteファイルを作成している際に急なクラッシュや電源断が発生しデータを保存できなかったり、Keynoteファイルを間違って削除してしまったりすることに遭った経験がある方がいるでしょう。
この記事では、このような方に、未保存のKeynoteデータを復元する方法や、間違って削除したKeynoteファイルを復元する方法を7つ紹介したいと思います。
オートセーブ(自動保存)機能はMacでファイルを自動的に保存するのに役立ちます。iWork Keynote、Pages、Numbers、Preview、TextEditなどすべての文書作成アプリに適用されています。
あります。Keynoteの自動保存機能は既定で有効になっていて、5分間に1度ファイルの変更を保存しています。
Keynoteの自動保存用フォルダはこちらになります:
~/Library/Containers/com.apple.iWork.Keynote/Data/Library/Autosave Information
Keynoteが起動していれば、自動保存機能もデフォルトでオンになります。KeynoteファイルがMacに保存されない場合は、下記の原因とその解決方法を参考して、自動保存機能を有効にしてください。
下記の手順に沿って自動保存機能を無効にすることができます。
実は、MacでKeynoteファイルを編集している場合、Keynoteが保存されない可能性が低いです。ファイルが編集されるたびに、自動保存が機能して、ファイルを自動的に保存してくれますので。
しかし、可能性が低いとは言え発生する場合があります。ここでは未保存のKeynoteファイルを復元する方法を4つ紹介します。
Keynoteファイルを復元する方法が複数ありますが、もっとも簡単で効率的な方法は専門のデータ復旧ソフトを使うことでしょう。
ここでは、Cisdem Data Recoveryをおすすめします。内蔵HDDや外付けHDDから未保存または削除したiWork Pages、Keynote、Numbers、Microsoft Officeファイル、写真、動画およびそのほかのファイルを復元できます。高度な検索エンジンを備えていて、Cisdem Data Recoveryは失われたファイルをできるだけ掘り出し、復元してくれます。
Cisdem Data Recoveryの主な特徴
上記で紹介しましたが、Macではオートセーブ(自動保存)機能がデフォルトで有効になっていますので、内容を保存せずにKeynoteを終了してしまった場合、自動保存機能で復元できるかもしれません。
自動保存フォルダから未保存のKeynoteファイルを復元できない場合は、Tempフォルダでその一時ファイルを探してみましょう。
Macのライブラリで未保存のKeynoteファイルを探すのも一つの方法です。macOSシステムは時々未保存のファイルのコピーを保存します。下記のパスで見つけられます:
~/Library/Autosave Information/(hexstring).genstore.index
この部分では削除した、または消えたKeynoteファイルを復元する3つの方法を紹介します。
Macでファイルを削除する時、そのファイルは通常ゴミ箱に移動されます。永久削除されたわけではないため、ゴミ箱からファイルを復元することができます。
KeynoteファイルをiCloudドライブにバックアップしている場合、削除後30日内にiCloudから簡単にKeynoteファイルを復元できます。
Keynoteファイルを永久削除していて、サードパティー製ソフトを使いたくない場合は、Macのタイムマシン機能を利用しましょう。
タイムマシンはMacに標準搭載しているバックアップ用アプリで、ファイルをHDDにバックアップすることができます。普段タイムマシンを使っている方の場合、そのバックアップから簡単に削除された/消えたKeynoteファイルを復元できます。
macOSは、オートセーブ(自動保存)機能以外にも、「バージョンを戻す」機能を提供しています。自動保存機能はファイルの変更後に自動的に保存することができますが、バージョンを戻す機能はファイルの内容を変更前に戻すことができます。どのMacでも、自動保存機能とバージョンを戻す機能はデフォルトで有効になっています。
よって、Keynoteファイルを以前のバージョンに戻したい場合は、バージョンを戻す機能で簡単にできます。
「徹夜してKeynoteプレゼンを作成しましたが、開こうとするとファイルが壊れているから開けないって...どうすればいいですか?」
このような問題が発生した場合、5つの解決方法があります。
方法 1. 違うバージョンのKeynoteを使っている友人にファイルを送り、そちらで開けるかを確認してもらいます。できればそのMacで正常に動作できるKeynoteバージョンに切り替えてから確認します。
方法 2. バックアップを探す。タイムマシンやiCloudなど、バックアップサービスでこのKeynoteファイルのコピーを取ったかもしれません。探してみて、コピーを確認しましょう。
方法 3. Macのプレビューでファイルを開いてみます。開ける場合はその内容をコピーして新しいKeynoteファイルに貼り付けます。
方法 4. KeynoteをPDFに変換してみる。このサービスを無料で提供しているオンライン変換サイトがあります。変換できましたら、Macのプレビューで開き、内容を確認できます。必要があればその内容をコピーして、新しいKeynoteファイルに貼り付けます。
方法 5. Cisdem Data Recoveryのような専門のデータ復元ソフトでKeynoteファイルを復元/修復します。
削除した/消えた/未保存のKeynoteファイルを復元する方法が複数ありますが、一番成功率が高い方法は専門のデータ復元ソフトを使うことでしょう。そしてもっともおすすめなのはやはり、日頃からきちんとバックアップを取ることですね。
本を読み、自分の感想を記録するのは鈴木の趣味です。そのため、Cisdemの編集者になるのは彼女に向いています。PDFの編集・変換方法についての文章を書くことに没頭しています。